たいとる


実験風景



自分が毎日見ている物はそんなに珍しいとは思わない.
しかし色々な人と話をしていると,自分はかなり珍しい所にいるらしい.
どこにいるかと言うと,大学でソーラーボートの研究をしている.
太陽電池と言う限られたエネルギしか使用できないから
船型による水の抵抗は大きく,走行できる距離とスピードに大きく影響する.
今回はそんな実験風景を紹介しようと思います.



これが我が増山研究室にある回流水槽.
船などの模型実験用の流れるプールのような物.



これに水を貯めている所.
結構大きいので時間がかかる.



ヤバイ…水が漏れている.
早めに修理しないと.



この水槽の上に実験装置,ロードセルを取りつけます.
どの方向にどれくらいの力がかかっているかを計るセンサ.
単純に言うと3方向の重さが測定できる秤.
これ1個で100万円!!!
絶対落とせない・・・・.



これと測定装置を接続.



ケーブルの取り回しがややこしい・・・・.
水に濡れない様に沿わせて配線.



横にある実験装置の暖気も必要.
その他色々な設定が大変.



準備を整えていざ実験開始.
まだ予備実験なので結構適当.
船の固定にヒモなんか使ってるし・・・・.
先に製作しておいた船の5分の1模型をロードセルに取りつけ,
流れの速さを変えて抵抗を測定します.



速さMAX!
以外と安定している.
しかし実験装置の波が強くてあんまし当てにならなさそう.
どうにかして波を消すようにしなければ.



船の形によって波による抵抗,水の抵抗など色々な物が変化する.
できるだけ抵抗が少なくなるような船を作れるように日々精進中!